高井城主が北条氏直を迎えた一里塚
どんな伝承か
取手の高井永山にある一里塚には戦国の逸話が伝わる。天正元年九月、関宿城主の梁田中務大夫が兵を挙げて北条氏に背き、佐竹義重がこれに加勢して相馬郡へ攻め寄せた。このとき高井の城主胤永は百八十ほどの手勢で佐竹勢を打ち破った。北条氏直はその功を賞して包永の刀一腰を与え、氏直が下総へ向かう折には、胤永がこの一里塚まで出迎えて対面したのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))
『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。