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来鼠塚(頼豪の大ネズミ)

所在地栃木県小山市土塔(来鼠塚)
登場頼豪、三井寺の阿闍梨(呪詛者)
出典小山市史 民俗編

どんな伝承か

近江の三井寺と山城の延暦寺が戒壇院の設立を天皇に競願し、勅許は三井寺に下ったが、延暦寺の激しい反対で取り消された。三井寺の頼豪阿闍梨はこれに憤り、延暦寺を呪う護摩を焚いたが、満願の百日目に精根尽きて死んだ。その怨念は、石の体と鉄の牙を持つ八万四千匹の大ネズミと化し、延暦寺の仏像や経を食い破り、諸国を駆けめぐって田畑を荒らした。このネズミが下野の土塔に来たとき、勝軍地蔵が現れて悪鼠を塚の中に封じ込めたと伝わる。これを来鼠塚という。

原典より

三本エノキ(泉崎)みそぎの池(土塔)一夜塚(小山)けしがら不動(卒島)おばけのお寺(小山)雨乞い地蔵(小山)白鷺神社(上三川)かさね(小山)おいてけばば(小山)—— 小山市史 民俗編 より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

小山市史 民俗編

『小山市史 民俗編』は、小山市の市史のうち民俗を扱う編である。第九章「祭りと民俗芸能」の終わりで武井・下生井などの若連が担う囃子を記し、第十章「民話・民謡・ことわざ・方言」では間々田・土塔・粟宮・下生井など市内各地の伝説と昔話を、小山城の落城や小山氏、藤原秀郷にまつわる話を多く含めて紹介する。伝説は自然伝説・信仰伝説・歴史伝説の三つに分け、伝承地を添えた伝説名の一覧と主な話のあらすじを掲げ、昔話は土地の言葉のまま載せる。

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