八百比丘尼の杖が根付いた大銀杏
どんな伝承か
峯の八幡宮の境内、社殿の右脇に銀杏の古木がある。昔この社に参った若狭の八百比丘尼が一休みしたあと杖を置き忘れ、それが根付いて育ったものだという。八百比丘尼は八百歳になっても十五、六歳の若さを保っていたと伝えられる尼で、足立郡水判土村の慈眼寺のそばにも、八百比丘尼が植えたという榎があったと『諸国里人談』に見える。
原典より
峯の八幡宮の境内、社殿の右かたわらに銀杏の古木がある。—— 川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史)
『川口市史 民俗編――伝説』は、川口市が編んだ市史民俗編のうち、第四章「伝説」を収めたものである。六兵塚や首塚などの塚、山・池沼・樹木にまつわる話、八百比丘尼の椿、神社・地蔵・観音・薬師の霊験、地名の由来、正月の餅を搗かない家例や蛇まつり、川口の鋳物の始まりなどを、地内の地名や家名とともに記す。自然伝説、信仰伝説、歴史伝説の三節に分け、節の中を塚・山・池沼などの項に立てる。