ねんごろおじい(亀と鳥の援助)
どんな伝承か
父を亡くした貧しい母子があり、子が父の供養の塔婆を貰う金を持って寺へ向かう途中、子どもらに捕らえられた鳥を金を払って買い取って放し、次に亀も同じように買って放した。金を使い果たして帰ると母は叱らず、それも供養になろうと言った。隣の長者が元日に氏神へ跡取りを祈ると「隣りのねんごろを貰え」と二度告げられ、洪水の日に川向うの山の木を数えて来いと試された。子は亀の背に乗って川を渡り、松が千本杉が千本と鳥が鳴いて教えたので数を答え、長者の養子となって村を栄えさせたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。