長い話(天井からたれふんどし)
どんな伝承か
昔の子どもは三つ四つになると、人の顔を見るたびに「話を聞かせろ、聞かせろ」とせがんで、聞きたくて聞きたくてしようがなかったという。せがまれた大人は面倒くさくなって、「長い話を聞かせる」と言っておきながら、「天井からたれふんどし。どうだ、長い話だ」と言ってごまかした。長い話をせがむ子どもをはぐらかす形式譚で、下福田の大沢敦が語った。本書ではこの話が昔話の最後に置かれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。