庚申から太子講まで柏崎の地域講
どんな伝承か
柏崎地方には様々な信仰の講が伝わる。三夜講は年寄りの男女が正月と十一月二十三日に庵寺に集まり、小豆粥を食べて念仏を唱える。念仏講は主に女性の集まりで、極楽往生や先祖供養だけでなく安産祈願や虫除け、風除けの祈祷念仏として百万遍を行うこともあった。二十六夜講は米山薬師信仰と結びつき、七月二十六日に米山へ登拝する例もある。御講は特定の日に檀家が寺に集まりお斎を戴きながら信仰心を培う集いである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)
『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。