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不動院のいぼ清水と眼病平癒の夢告

所在地新潟県柏崎市大字土合(不動院)
年代不明
登場伝教大師、いぼ清水を加持したと伝わる
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

土合の真言宗不動院の境内に湧く霊泉の話。本尊の狗留尊仏を越後国曽根村で出開帳した折、医者に見放され失明寸前だった老婆が七日間ひたすら治癒を祈った。七日目の夜、夢枕に仏が現れ、不動院の岩間から流れる「いぼ清水」は伝教大師が加持した水であり、これで目をなでれば治ると告げた。老婆が住職に頼んで水をもらうと眼病は全快したという。この水はいぼをなでれば取れ、産婦が飲めば安産、虫歯にも効くとされ、今も水を求める信心家が訪れる。境内のよろんごの大木は根元が女陰の形に見え、そこから清水が流れ出ている。村人が早朝に別山川から水を揚げていたとき龍神に告げるような光を見たことから、龍灯木とも呼ばれる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

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