鵜川上向の丸型和合神
どんな伝承か
柏崎市鵜川の上向には丸型和合神と呼ばれる石神がある。昔、庄五郎の家では争いごとの絶えることがなかった。それを苦にした婆さんが、石を三つ重ねて家内和合を祈願していたところ、いつの間にか家内の争いごとが絶え、家内一同が和合して、世間の人々がうらやむほど仲のよい家庭になった。それから信仰するようになったと伝えられている。道祖神には、このように家族の和合や夫婦円満を祈るものもある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)
『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。