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北条専称寺に残る米山薬師講預帳

所在地新潟県柏崎市大字北条(専称寺)
年代嘉永四年
登場十八名の講中
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

北条の時宗専称寺には、四日市と道場町の講中が使った慶応四年正月の道具箱が残っている。嘉永四年の「米山薬師銘々講預帳」によれば講中は十八名で、毎年正月から十月まで七日の夜に集まり、宿は順番に回した。講銭は一人五文ずつ集め、そのうち三分を宿で預かっておき、五月十五日に講の代表一、二名が代参として米山に登った。当日の膳は御神酒と煎り豆程度で、春秋に宿で手酒が出ればいただく程度だったという。帳には、以前は町内にも薬師講があったが人心が乱れて長く途絶えていたこと、近年は作柄がよくても天災は逃れがたく人の力ではどうにもならないので薬師如来の加護にすがるほかない、と再興のいきさつが記されている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

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