トップ > 福井県の伝承 > 高浜町

だいじりうったと叫ぶ佐伎治神社の太刀振

所在地福井県大飯郡高浜町(佐伎治神社)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典妖怪談義(柳田國男選集 五巻)

どんな伝承か

若狭の高浜町にある佐伎治神社でも、以前は六月の上の酉の日の大祭に太刀振りという儀式があった。氏子たちは刀を抜いて打ち合ったあと、口々に「だいじりうった」と唱えたという。祭神は素盞嗚尊ほか二神で、祇園の祭りには違いないが、祭りの作法は津島の天王とは異なる。柳田は、伴信友がこの掛け声を尾張の津島から真似たもののように説いたのは筋が通らないとし、津島の車楽祭の「だんじり討」と同じく、祭りのにぎわいの陰に兇賊を討った昔語りが潜んでいる例とみている。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪談義(柳田國男選集 五巻)(柳田國男・柳田國男・妖怪学・1956年(昭和31年))

『妖怪談義(柳田國男選集 五巻)』は、柳田國男が妖怪についての論考を集め、昭和三十一年に自序を付して編んだ論集である。妖怪と幽霊の別を説く総論「妖怪談義」に始まり、川童・小豆洗い・ザシキワラシ・山姥・山男・大太法師・一つ目小僧・天狗などを、各地の言い伝えと方言の呼び名から考える。巻末に全国の妖怪の名を短い説明つきで集めた「妖怪名彙」を置き、大藤時彦の解説を付している。

種別から探す

祇園祭

高浜町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『妖怪談義(柳田國男選集 五巻)』の伝承