廃城で見た亀山城再建の幻
どんな伝承か
明治二十六年のある日、青年王仁三郎は廃墟になっていた亀山城で瞑想していた。すると脳裏に、自分がこの城を建て直している映像が湧き上がってきた。声をかけられて見上げると、かつて二百石取りだったという白髪の老人が杖にすがって立ち、荒れ果てた城を嘆いた。王仁三郎は、あと二十年長生きしてくれ、自分が再建すると言い切った。それから二十五年後、王仁三郎は予知したとおり亀山城跡を買い取り、天恩郷と名づけて大本の本部を置いたという。
原典より
すると彼の脳裏に、いままで見たこともないような映像が、むくむくとわきあがってきた。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。