狐憑き祓いの唐辛子いぶし
どんな伝承か
高熊山で一週間の神秘体験をした王仁三郎は、その後ひょっこり家に帰ってきた。服は破れ、裸足のままであった。帰宅して三日めには手足の硬直がはじまり、耳と皮膚感覚以外は何もきかなくなって、その床縛りの状態が数日間も続いた。たまりかねた家族は、狐憑きを祓うといって唐辛子を青松葉といっしょにくべ、王仁三郎についている「狐」をいぶり出そうとした。しかし母親だけはさすがに驚いて止めに入り、そのとき王仁三郎は目ざめたのである。床縛りにあって一週間めのことであった。この目ざめは、王仁三郎のいわば霊界からの再生であったと語られている。
原典より
たまりかねた家族は、狐憑きを祓うといって、唐辛子を青松葉といっしょにくべて、王仁三郎についている「狐」をいぶり出そうとした。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。