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憑霊を呼び起こした審神者浅野和三郎

所在地京都府綾部市(大本)
年代大正6〜10年
登場浅野和三郎、出口王仁三郎、浅野の鎮魂を称えた大本の指導者
出典鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論

どんな伝承か

大正六年から一〇年にかけて大本の機関誌『神霊界』の編集を担った浅野和三郎は、鎮魂帰神の実践家として独特だった。当時の大本では修行を望む者全員が神主、すなわち憑かれる側を務め、多くは盛んに憑依を現したというが、浅野自身は少しも発動せず物足りなく感じていた。ところが審神者の側に回ると、相手に憑霊を起こさせる力が際立っていることが分かり、以後はもっぱら神主に現れる霊を導き、問いただし、教え、追い払う役を担った。病気のときは浅野の鎮魂でなければ効かないと出口王仁三郎も語り、浅野自身も真の審神者は自分一人だと述べたという。

原典より

以後彼は、もっぱら神主=憑依者の心身を舞台として発動する霊の制御 ―誘導、尋問、教導、排除など――に携わることになる。—— 鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学)

『鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論』は、津城寛文が著し、春秋社から刊行された宗教学の研究書である。本田親徳・出口王仁三郎・浅野和三郎・友清歓真・川面凡児・田中治吾平・宮地水位など、近代以降の神道界とその周辺に現れた鎮魂行法家の系譜をたどり、その鎮魂帰神説や霊魂観をシャーマニズム研究の観点から整理する。序章と全七章からなり、第一章で行法家の群像を描き、第七章では「宗教的身体境界」の考え方によって鎮魂行法を類型化する。

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