養父の天文が告げた福知山の水害
どんな伝承か
岡山生まれの山蔭基央は、養父・中山忠徳のもとで山蔭神道の伝承者としての修行を積んだのち関西各地を転々とし、最終的には福知山で生命保険会社の支部長にまでなった。ところが昭和二十八年、忠徳から「天文をみると凶兆が出ている、六月五日かぎりで福知山の家を出るように」との手紙が届く。基央はこれに従って急遽転居し、その後まもなく福知山は水害に見舞われたという。
原典より
その後数日ならずして福知山は水害に見舞われ、さらに九月には大洪水に見舞われたという。—— 鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学)
『鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論』は、津城寛文が著し、春秋社から刊行された宗教学の研究書である。本田親徳・出口王仁三郎・浅野和三郎・友清歓真・川面凡児・田中治吾平・宮地水位など、近代以降の神道界とその周辺に現れた鎮魂行法家の系譜をたどり、その鎮魂帰神説や霊魂観をシャーマニズム研究の観点から整理する。序章と全七章からなり、第一章で行法家の群像を描き、第七章では「宗教的身体境界」の考え方によって鎮魂行法を類型化する。