ソバを作らない話(内谷)
どんな伝承か
内谷一帯ではソバを作らないという。そのわけは、蕨城主が討ち死にしたのが、ちょうどソバの花ざかりのときであり、その花が海に見え、また茎が血に見えたためだという。それ以来この地ではソバを忌み、作らなくなったと伝えられる。西浦和のこの一帯には、鴻沼に竜神が棲み、見沼の主と同じく二つの沼を黒雲に乗って行き来したという話や、曲本の入定塚の言い伝えなども残されている。
原典より
そのわけは、蕨城主が討ち死にしたのは、ソバの花ざかりのときて、花が海に見え、また茎が血に見えたためだという。—— 浦和市史 民俗編――伝説(浦和市(編)・浦和市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
浦和市史 民俗編――伝説(浦和市(編)・浦和市史・自治体史(民俗))
『浦和市史 民俗編』第十章所収の伝説。埼玉県浦和市(現さいたま市)に伝わる口承を採録する。