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二股大根で救われた恵比須さま

所在地福島県南会津郡南会津町
年代不明
登場恵比須さま、神々
出典田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説

どんな伝承か

むかし神様たちが大勢集まって、なんとか祭りをこしらえて餅を食う分別をしようと相談を始めた。ところが、えべすさまはいくら待っても来ないので、「えべすこう、えべすこう」と呼んだところ、えべすさまが来た。それで十月の祭りのえびす講ができたそうである。えべすさまは餅がうまいのであまり食いすぎ、苦しくてしかたがなかった。流し場に行くと大根があったので分けてくれと頼んだが、数を調べてあるから一本もやれないといわれた。そこでえべすさまは二股大根の一方をひっかいて食い、大根のおかげで楽になったという。恵比須講には二股大根を供える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説(田島町(編)・田島町史)

『田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説』は、会津の田島町の町史のうち民俗を扱う巻の、伝説を論じた節である。針生・糸沢・金井沢・折橋などに伝わる岩魚の棲まない沢、ダイタンボウの足跡、弘法清水、竜燈、天狗隠し、河童駒引き、アズキトギなどの伝説を、土地の言葉を交えた語りで載せる。自然伝説・歴史伝説・信仰伝説に分けて動物・地形・地名・人物・幽霊・妖怪変化などの項を立て、各話のあとに伝説の型や会津の類例を論じる。

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恵比須講年中行事由来譚二股大根餅

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