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木屋瀬戸主の恵比須講と海腹川背

所在地福岡県北九州市八幡西区木屋瀬
年代伝承
登場戸主・古老
出典北九州市史 民俗

どんな伝承か

北九州市八幡西区木屋瀬の戸主の恵比須講の御座は、町内ごとに行われる。五戸か六戸で順番に当元を務め、一〇年に一度ほどの割で回ってくる。当元の中から座元を決め、座元の家の門にはササを立てて注連縄を張り、御座を開く部屋の正面に恵比須様をまつる。十二月三日の朝、当元が打つ一番太鼓で客は参拝の支度をし、宮に参ってから座元の家へ行く。二番太鼓で、まだ明けやらぬ早朝に御座が開かれ、古老の立ち会いで膳部の献立が古い送り帳と照合される。魚を神前に供えるときは海腹川背といって、海の魚は腹を、川の魚は背を神の方へ向ける。木屋瀬ではこれを産腹交わせと受け取り、南枕でお産を済ませ産後は東枕にする習わしがある。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)

『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。

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