橋のたもとに出るセンタク婆さん
どんな伝承か
秦野市に伝わる妖怪の話は二十五話あったといい、その中に河童や湯を沸かす道具を転がすようなカンス転がしと並んでセンタク婆さんという妖怪がある。センタク婆さんとグアン婆さんは、いずれも橋のたもと辺りに出没する妖怪とされ、子供たちは夜遅く出歩くとこれに脅かされると土地の年寄りたちから戒められていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史)
『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』は、神奈川県秦野市の市史のうち、民俗編の口承の部分を収めたものである。前半には市内で聞き取った動物・神仏・妖怪・人や村に関する話を地区名とともに載せ、河童やセンタク婆さん、グアン婆さんなどの妖怪譚を含む。後半の第四節「伝説」は一テーマ一話の方針で百話を採り、動物・植物、水、石・岩、山・坂・道・畑、塚、祠堂、家・村の七つに分け、既刊の類話を〔文献〕として要約して添える。