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労働太郎とかかとをつけぬ健脚

所在地神奈川県秦野市西大竹
年代昔
登場労働太郎
出典秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪

どんな伝承か

西大竹に、よく働き知恵のある人がいて、自分のことを「労働太郎だ」と言っていたという。寺山でも似た話が語られる。ある家の父親が息子に、人間がかかとをつくようなことでは速いことはできないと言い、自分はかかとをつかずにひょこひょこと歩いてみせた。その息子は子がなかったが、体が軽くたいへんよく働いたので、一代でぐんと身代をこしらえた。昔、平塚から秦野までのマラソン大会でも一着だったという。父親のたとえ話が、実際の話になったのだと語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史)

『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』は、神奈川県秦野市の市史のうち、民俗編の口承の部分を収めたものである。前半には市内で聞き取った動物・神仏・妖怪・人や村に関する話を地区名とともに載せ、河童やセンタク婆さん、グアン婆さんなどの妖怪譚を含む。後半の第四節「伝説」は一テーマ一話の方針で百話を採り、動物・植物、水、石・岩、山・坂・道・畑、塚、祠堂、家・村の七つに分け、既刊の類話を〔文献〕として要約して添える。

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