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高値がつくと騙された古道具屋のだるま

所在地神奈川県秦野市渋沢峠
年代昔
登場与太者の男と古道具屋
出典秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪

どんな伝承か

身内の与太者が、ある不動さまに納めてあった古いだるまを持ち出し、古道具屋へ二〇〇円で売った。すると仲間が古道具屋に、りっぱなだるまがあるそうだが八〇〇円で買うと言い、さらに五〇〇円で買おうという者も現れた。古道具屋が売り渋っていると、東京のある伯爵が一万二〇〇〇円で買うという話になった。二〇〇円で買ったものだからいかにももうかると譲る気になり、何日の十二時に小田原駅へ着くようにすると言う。古道具屋は旅館で芸者を上げて騒いだが、時刻が近づくと仲間は見に行くと言って皆ずらかってしまい、その晩の飲み食いの付けを背負わされたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史)

『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』は、神奈川県秦野市の市史のうち、民俗編の口承の部分を収めたものである。前半には市内で聞き取った動物・神仏・妖怪・人や村に関する話を地区名とともに載せ、河童やセンタク婆さん、グアン婆さんなどの妖怪譚を含む。後半の第四節「伝説」は一テーマ一話の方針で百話を採り、動物・植物、水、石・岩、山・坂・道・畑、塚、祠堂、家・村の七つに分け、既刊の類話を〔文献〕として要約して添える。

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