火事を招く草と鳥と屋根葺きの日
どんな伝承か
火の災いにかかわる言い伝えがいくつもある。くさぼけの別名シドミを家に持ち込むと火事になり、アブラインを持ち帰るときも火事になるという。セキレイを殺せば火事を招き、ろうそくの芯に青みがなければ火事を心配しなければならない。屋根を葺き替えるときはサンリンボウの日を避けるが、これは火のたたりをよけるためだという。
原典より
シドミ(くさぼけ)を家の中に入れれば火事になる。—— 美濃加茂市史 民俗編――伝説(美濃加茂市(編)・美濃加茂市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
美濃加茂市史 民俗編――伝説(美濃加茂市(編)・美濃加茂市史)
『美濃加茂市史 民俗編――伝説』は、美濃加茂市の市史民俗編のうち、第一三章「俗信」と、第一四章「伝説 昔話 世間話」の総説および第二節「伝説」を収めたものである。天候・農事・人事にかかわることわざと俗信、民間療法、樹木の禁忌を挙げたうえで、伊深・蜂屋・太田・三和など市内各地区に伝わる三度栗、龍宮さまの淵、火塚、山男、かぶと淵などの伝説六十四話を記す。昔話・世間話の節は含まず、伝説の多くは題に伝承地区の名を添える。