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底のない瓶に水はたまらない

所在地青森県むつ市脇野沢
年代不明
登場新岡シナ、話者
出典脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承

どんな伝承か

「瓶と釣瓶の話」は、貧しい夫婦がどうすれば暮らしが楽になるかと和尚に相談に行くところから始まる。和尚はまず、桶の付いていない釣瓶で瓶に水を汲ませた。したたる一滴ずつではあるが、水は確かに溜まってゆく。次に、底の抜けた瓶へふつうの釣瓶で水を汲ませると、いくら汲んでも一向に溜まらない。そこで和尚は説く。釣瓶は夫、瓶は妻であり、夫婦が助け合い、妻がやりくり上手でなければ溜まるものも溜まらない、女がやりくりを上手にすれば今は貧しくてもやがて余裕が出てくるはずだ、と。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史)

『脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承』は、下北半島の最西端にある脇野沢村の村史民俗編のうち、口承文芸を扱った第七章である。村で採集した一一七話の昔話の特色と語りの場・語り手、地名をめぐる伝説、人を化かすキツネや狐の嫁取り・仇討ちの世間話、夢の予兆をめぐる伝承、天候や豊漁・豊作の諺を収める。章を昔話、伝説と世間話、諺と言葉遊びの三節に分け、昔話には『日本昔話大成』の話型分類による対照表を付す。

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教訓譚和尚夫婦釣瓶

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