蛇を切り刻む夢とソリ転落での生還
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どんな伝承か
脇野沢では蛇を沖言葉でナガモノ、山言葉でナガムシと呼び、夢に現れると縁起が良いとされた。冬、薪出しのために木を満載したソリが坂道を下り、曲り角に差しかかったところで沢へ転落した。舵取り役は歩いて制御すべきところを坂のためソリに乗っており、曲がりきれなかったのである。ソリの転落では体にかけた綱がはずれず下敷きになって死ぬことが多いが、このときは偶然に綱がはずれ、二人とも雪の上に投げ出されて傷らしいものも負わなかった。転落したソリを見ると、木を縛った綱が何ヵ所もブツブツに切れていた。前の晩、腰のナタで蛇をブツブツに切り刻む夢を見ており、その切れ具合が綱の切れ方とちょうど同じであったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史・自治体史(民俗))
『脇野沢村史 民俗編』第七章・口承文芸所収の伝説と世間話。青森県下北半島・脇野沢村の口承を採録する。脇野沢を七地域に分けて語る地名起源伝説、子供を脅す妖怪モコ・ジョジョ、海に現れる亡者船、そして数多く語られるキツネ伝承を中心とする。
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むつ市の伝承
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