願いを占う堀越の比べ石
どんな伝承か
大字堀越の字高森に、比べ石と呼ばれる高さ三尺ほどの石がある。願いごとのある者は比べ石のもとへ行き、まず自分の手で石の大きさを計って覚え、次に木の枝か萱を折って覚えた長さに切り、それを石に当てて比べる。切った長さが石の長さと一致したときは、その願いが成就するといい、古くから占いのように行われてきたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史)
『船引町史 民俗編――昔話と伝説』は、船引町が編んだ町史民俗編のうち、第十一章「昔話と伝説」を収めたものである。昭和五十三年春から町内を回って集めた昔話を話者の名を添えて土地の言葉のまま載せ、坂上田村麻呂や安倍貞任にまつわる地名・社寺の由来など町内の伝説を併せて記す。第一節では語り収めの句、葉煙草ののし作業を語りの座とした伝承の環境、語り手の系譜を論じ、第二節では伝説を自然・歴史・宗教の三つに分けて紹介する。