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日田の女祈祷師の生体解剖

所在地大分県日田市
年代昭和23年頃
登場女祈祷師と妊婦
出典日本の俗信 2――俗信と迷信

どんな伝承か

昭和二十三年ごろ、大分県日田市で、迷信から発した恐るべき惨劇が起きた。女祈禱師が、妊婦の病気を治すためだと称してハサミを揮い、その腹を切り裂くという「生体解剖」さながらの事件である。当時、幽霊や狐憑きを信じる俗信は農漁村のみならず都市の知識人の間にも根強く、方位の吉凶などに左右される者も多かった。こうした迷信的な生活習慣が淫祠邪教のはびこる余地を生むとして、新聞はこの事件を厳しく論じている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の俗信 2――俗信と迷信(迷信調査協議会・日本の俗信・1951年(昭和26年))

『日本の俗信 2――俗信と迷信』は、迷信調査協議会が文部省への第二回報告書として編んだ答申書で、まえがきに昭和二十六年十二月の日付がある。迷信の定義や時代性、俗信と生活慣習の区別を委員たちが論じ、食い合わせや守札、憑きもの、河童の名称の分布、迷信による殺人の精神鑑定例などを取り上げる。総論と座談会、各論、結婚・妊娠の迷信の解明、新聞の社説・投書を集めた附録の四章から成る。

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祈祷師妊婦生体解剖殺人民間療法

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