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眠りのごとしと語る蘇生の婆

所在地岩手県一関市
年代伝承・近世〜現代
登場関敬吾、菅原フヨ、伝承者、蘇生した本人
出典日本人物語5――秘められた世界

どんな伝承か

明治十年、六十三歳で蘇生した岩手県下磐井郡の菅原フヨという婆さんは、死んでいた間の心境を、ただ寝入ったようで今はその眠りから覚めたのと変わらないと語ったという。東京日日新聞が伝えたものである。書き手は、日本の蘇生者の多くは奇妙な一致をもって極楽らしい風景を見て帰っており、地獄らしい所まで行って生き返ったという蘇生談は自分の見聞では一つもないと述べ、山口県見島や鳥取市の婆さんの例を挙げている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本人物語5――秘められた世界(関敬吾(編)・日本人物語)

『日本人物語5――秘められた世界』は、日本人の暮らしの奥にある秘められた信仰や伝承を扱った叢書『日本人物語』の一冊である。境の神や通過儀礼を論じる序論に続き、入らず山や隠れ里、竜宮、平家谷、埋蔵金、生まれ代わり、あの世を見た話、魔法使い、生霊、秘密結社、狐憑きなどを、伝承と昭和三十年代までの新聞記事・見聞を織りまぜて述べる。序論「生活文化の秘密性――はじめに」の後、「奇蹟」「不気味な神々」などの区分の下に短い節を並べる。

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