吉野瀬川の水が結んだ吉川村の名
どんな伝承か
旧吉川村は十一の大字からなる村で、どの区も吉野瀬川の水を田の用水として使っていたことから、ひとまとまりの村として吉川村と名づけられた。各区は利害を調整しながら深く結びついてきたという。この名は、明治二十二年四月の町村制の施行にあたって、当時の郡長であった内田氏が付けたものと言い伝えられている。
原典より
吉川村は十一の大字からなり、吉野瀬川の水を全村がかんがい用水としているので、一団を作り吉川村とした。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。