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手が痛いと夢で訴えた忠直の御神体

所在地福井県鯖江市(鳥羽中八幡神社)
年代伝承(口承)
登場松平忠直、大久保彦左ヱ門、御神体の姿の主・勧請した藩主、中町村の庄屋・夢を見た人
出典鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

鳥羽中八幡神社の祭神は誉田別命だが、御神体は大坂の陣に出陣した二十一歳の松平忠直の騎馬姿の像である。社は忠直の勧請で建てられ、鳥羽野を開いて民に与えた恩に報いるため、その姿を御神体として拝むようになった。この御神体には次の話が伝わる。中町村の庄屋彦左ヱ門の夢に八幡様の御神体が現れ、手が痛んでたまらないと訴えた。翌朝お参りして確かめると、御神体の片手が無くなっていたので、村じゅうで武生の彫刻師のもとへお送りして直してもらったという。その往き来に使った立て札は、今も大久保彦左ヱ門家に家宝として残る。

原典より

この神社の祭神は誉田別命であるが、御神体は松平忠直公の大阪の役出陣の時の(当時二十一才) 乗馬姿の英姿である。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)

『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。

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