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御神体を流した市兵衛屋敷

所在地福井県鯖江市上野田町(日吉神社)
年代伝承
登場市兵衛、語り手、伝承者、神罰を受けたとされる豪族
出典鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

上野田町の日吉神社から南へ、五十アールほどの一帯は市兵衛屋敷と呼ばれてきた。年代は分からないが、ここに市兵衛という豪族が住み、下肥の桶をかついで社前をたびたび行き来していた。ある日その桶がひっくり返り、神の怒りを買う。高慢な市兵衛は詫びるどころか御神体を日野川へ投げ流してしまった。御神体は三国まで下り、拾い上げた土地の者が社殿を建てて祀ったが、その社殿は何度建て直しても野田町の方角を向いてしまったと伝わる。

原典より

上野田町の日吉神社の南方、面積にして五十アールほどのところを、昔から市兵衛屋敷といっている。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)

『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。

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