榎がそびえた長泉寺の一里塚
どんな伝承か
鯖江市長泉寺町、長泉寺二十七号南上の坂で、旧国道をはさんだ同字二十九番と東の同字三十六番地のあたりは、昔の一里塚があった所だという。今は宅地になってしまい、昔の面影もない。南は柳原、北は鳥羽までを結ぶ一里塚であった。明治維新までは各々十四坪ほどの地所で、その上には目標として榎の大木が高くそびえていたと伝わる。『鯖江郷土誌』に見える。
原典より
長泉寺第二十七号南上の坂で、旧国道をはさんで、同字二十九番、東同字三十六番地(西)は昔の一里塚のあった所で、今は宅地になってしまって昔の面影もない。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。