書き直された沼の主の使い状
どんな伝承か
馬に乗った沼の主が現れ、奥のかげささ島沼に住む兄弟のもとへ手紙を届けてくれと頼んだ。頼まれた人は承知して出かけたが、道中、沼の主ほどの霊力のある者がわざわざ手紙で音信することや、自分が乗っている馬で行けばよいはずだということが不審に思えてきて、手紙を開いて読んだ。するとこの男はうまそうだから食べてくれと書いてある。恐ろしくなって逃げようとしたが、一計を案じて、この男は良い人物なので褒美をやってくれと書き直した。相手の主は金の挽き臼を土産にくれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。