奴奈川姫を祀る白山神社の始まり
どんな伝承か
白山神社の始まりは、古く頸城地方に住んだ奴奈川族の首長である奴奈川姫を祀り、産土の神としたことにあるという。奥社は高志峰、大沢嶺ともいう鉾ヶ岳の一峰、権現岳にあった。社伝では崇神天皇十年十一月初午の日に始まるとされ、のちに奴奈川姫の後裔と考えられる奴奈川長者の荘園である布引山柳田という所へ移された。初めは柳形神社あるいは柳田神社と称したが、元暦二年の秋にさらに山崎へ移された。柳田は能生川の川口の西の台地、山崎は現在の社地の東の山地である。延喜式に記す頸城十三社のうちの奴奈川神社にあたると伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。