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奴奈川姫を祀る白山神社の始まり

所在地新潟県糸魚川市大字能生(白山神社)
年代伝承(口承)
登場奴奈川姫、伝承の主人公
出典日本伝説大系 第3巻

どんな伝承か

白山神社の始まりは、古く頸城地方に住んだ奴奈川族の首長である奴奈川姫を祀り、産土の神としたことにあるという。奥社は高志峰、大沢嶺ともいう鉾ヶ岳の一峰、権現岳にあった。社伝では崇神天皇十年十一月初午の日に始まるとされ、のちに奴奈川姫の後裔と考えられる奴奈川長者の荘園である布引山柳田という所へ移された。初めは柳形神社あるいは柳田神社と称したが、元暦二年の秋にさらに山崎へ移された。柳田は能生川の川口の西の台地、山崎は現在の社地の東の山地である。延喜式に記す頸城十三社のうちの奴奈川神社にあたると伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第3巻』は、山形・福島・新潟の三県に伝わる伝説を集めた叢書『日本伝説大系』の一巻である。湖水の干拓、鮭の大助、八百比丘尼、弥三郎婆、安達ヶ原の鬼婆、産女、雪女房、河童などの話のほか、松・杉・石・池・清水・温泉・長者にまつわる伝説を、口承資料を主に採っている。全体は「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」に分かれ、各項目は例話と伝承地を掲げ、〔類話〕〔文献〕〔参考〕で近世以後の史料や県外の類例を補う。

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