河童医者と呼ばれた桑原家七代
どんな伝承か
三島郡和島村に、桑原嘉右衛門という豪勇の男がいた。あるとき厩に入り込んだ河童を捕らえ、その腕を引き抜いてしまう。河童は泣いて命乞いをし、血止めと骨接ぎの妙術を伝えるかわりに助けてほしいと願い、これからは里に害をなさないと誓った。嘉右衛門はこれを許した。その術を受け継いだ桑原家は、のちに河童医者と呼ばれて七代のあいだ続いたと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。