将門山に祀られた将門大明神
どんな伝承か
佐倉の将門山に将門大明神が鎮座し、平将門を祀っている。社があるゆえにその山を将門山と呼ぶのだという。境内には石の鳥居が立ち、柱には奉寄進の銘が刻まれている。承応三年十一月、下総印旛郡佐倉の城主で従五位下、堀田上野介正信が寄進したものと読める。毎年八月三日には祭礼があり、相撲が行われると『利根川図志』巻四は記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第4巻』は、日本の伝説を話型ごとに集成した叢書『日本伝説大系』の一冊である。茨城・栃木・群馬の三県に伝わる伝説を、男体・赤城の神争いや榛名湖の入水譚、平将門・源義家・親鸞・弘法大師などの事跡、河童・竜宮・長者・石・姥捨・九十九谷などの話型ごとに収める。各項は代表となる伝承地の話を掲げ、〔類話〕に各地の聞き書きを伝承者名や出典とともに並べ、〔文献〕に縁起・地誌などの古記録を抄出し、柳田・高木による話型名を添える。