茨城の地名
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どんな伝承か
石岡市茨城の話。西に筑波嶺がそびえ、南に高浜の海をひかえた平野は、米麦がよく実る豊かな土地だった。ところがその中ほどに山の佐伯・野の佐伯という土ぐもがおり、短い衣をまとって長い脚で山野を駆けめぐり、山の斜面や野の崖に穴を掘って住み、里人が来ると穴に隠れた。彼らは仲間を率いて里人の食物や着るものを奪い、人を殺すこともあった。そこで天皇から分かれた一族の黒坂の命は、彼らが穴を出て山野にいる時をうかがい、野茨を集めて穴の入口を塞ぎ、騎馬の兵を差し向けて追い迫った。佐伯らは穴へもぐり込もうとしていばらに突き当たり、棘が刺さって病み死に絶えた。いばらで退治したので、この地を茨城の郡と呼ぶという。
原典より
西には紫に輝く筑波嶺がそびえ、南には高浜の海をひかえた大きな平野があった。—— 日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第4巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全89話(栃木・群馬・茨城=北関東)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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石岡市の伝承
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