大江山九合目の眷属の岩窟
どんな伝承か
大江山へ向かった記録者は、麓の虫本村という所に着いて道案内を頼み、庄八という家に笈などを預けて山へ登った。九合目には大石の下に西向きの窟があり、穴口の広さは三、四尺、高さは一間ほど、奥行きは九尺ほどで、そこから先は狭くて入りがたい。もっともこれは酒呑童子の住まいではなく、眷属が住んだ穴だという。童子の住処はここから西南へ半道ほどの千丈ヶ嶽で、丹波の高山であると記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。