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年を取らぬしやく山城主の娘

所在地鳥取県鳥取市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第11巻

どんな伝承か

鳥取藩の台所役を長年勤めた男が、暇を得て故郷の仙台へ帰り、幼いころ奉公した旧主の家を訪ねた。奥から出てきた内室が、自分は因幡のしやく山という城主の娘で、幼い日に山で老人たちに酒を飲まされ、その夜に城が夜討ちに遭って乳母と落ちのびたのだと語る。以来諸国を巡り、この地に住みついたが、何十年たったかも、夫が何人目かも覚えていない。子も生まれず、見た目はいつも二十歳ばかりで少しも年を取らないという。女は先祖の菩提を弔ってほしいと五両を託し、男は帰国して滝山の光清寺へ届けたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第11巻』は、山陰の鳥取・島根両県の伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。矮姫による穀物の伝来、大山の山くらべ、伯耆の白兎、雲州皿屋敷、七尋女房、牛鬼、隠岐の後鳥羽上皇などを、伝承地を明記した口承の例話で示し、類話と近世以降の文献を添える。「文化叙事伝説」「自然説明伝説」の部に分けて話ごとに番号を付し、凡例のとおり例話・類話・文献・参考の順に並べ、多くの話に高木・柳田による伝説名を添える。

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