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雨を告げる上総の和尚星

所在地茨城県鉾田市上幡木
年代伝承(口承)
登場(参考)
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

上幡木の農家では、上総の和尚星が姿を見せた晩は、翌日きっと雨になると言い伝えてきた。村の老人によれば、その星の正体は上総国のある寺の和尚だという。和尚は村人からむごい責めを受けて命を落とし、死にぎわに、自分は星となって雨の降る前の晩には必ず出るから南の空を見てくれ、と言い残した。のちに村人が気をつけていると、雨の前夜には南の空低く、山際に朦朧とした恨めしげな星が確かに現れたという。その星はいまも変わらず出る。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

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