緒方氏の起こりとなった縁組
どんな伝承か
豊後に落ち着いた宗任は、この地で力を得るには土地の豪族の娘を娶るのがよいと考え、万寿寺の住職に仲立ちを頼んだ。折よく緒方郷の豪家四隠田大太夫の娘は三十を越えてなお嫁がず、穴之森の神に願をかけて良縁を待っていた。説法上手の住職はこの娘を説き伏せて宗任の妻にしたという。二人の間に生まれた子には緒方郷が与えられ、その地名を姓として緒方三郎惟栄と名乗ったと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。