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緒方氏の起こりとなった縁組

所在地大分県竹田市
年代伝承(口承)
登場安倍宗任、緒方三郎惟栄、四隠田大太夫、落人・武将、豪族、緒方郷の豪家
出典日本伝説大系 第13巻

どんな伝承か

豊後に落ち着いた宗任は、この地で力を得るには土地の豪族の娘を娶るのがよいと考え、万寿寺の住職に仲立ちを頼んだ。折よく緒方郷の豪家四隠田大太夫の娘は三十を越えてなお嫁がず、穴之森の神に願をかけて良縁を待っていた。説法上手の住職はこの娘を説き伏せて宗任の妻にしたという。二人の間に生まれた子には緒方郷が与えられ、その地名を姓として緒方三郎惟栄と名乗ったと伝えられる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第13巻(山中耕作・宮地武彦(執筆・整理)/荒木博之(解説)・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第13巻――北九州(福岡・大分・佐賀・長崎)』は、福岡・大分を山中耕作、佐賀・長崎を宮地武彦が執筆・整理し、荒木博之が解説を担った伝説資料集の一巻である。姫島、うつぼ舟、百合若大臣、黒髪山の大蛇退治、平家谷、炭焼小五郎、河童、白米城など、北九州四県に伝わる伝説を題目ごとに収める。各題目は口承を重んじて選んだ例話を冒頭に据え、県別の類話を梗概にして伝承地と出典名を添え、近世以後の史料を文献として抜き出す編み方をとる。

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