三つの峰になった山の三太郎
どんな伝承か
島原市の雲仙岳には、山の三太郎と呼ばれる河童の話が伝わる。火戸が淵に妙見太郎・国見太郎・風見太郎という三匹が住み、高来津久良という神がそれぞれに天見役・池見役・風見役を命じた。池見役は地震の見張りであったが、これを怠ったために神の怒りを受けたという。やがて雲仙岳は大爆発を起こし、河童たちはそのまま三つの山に変じた。いまの妙見岳・国見岳・普賢岳がそれだと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。