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七ムーティーの女と口を閉ざした娘

所在地沖縄県那覇市首里石嶺
年代伝承(口承)
登場七ムーティーの女(人柱)
出典日本伝説大系 第15巻

どんな伝承か

那覇市首里石嶺に伝わる話。真玉橋はいくら架けても流されて立派に架からなかった。橋を造った人が思案していると、七ムーティー(七色元結)をして村々を拝んで回る女が通りかかり、七ムーティーの人を埋めなければ橋は架からないと言った。近くを捜しても他にいないので、その女の髪を見ると七ムーティーをしていた。女は橋に埋められることになり、別れぎわ娘に、顔は美しいのだから人より先に物を言うなと言い残した。父と娘は山原へ移り、娘は十七、八になっても口をきかなかった。のちに橋を受け持った役人が国頭で娘を見つけ、詫びとして嫁に迎えることになる。父が、母の言いつけを守っているのだろうが、これからは出世するのだから口を開きなさいと言うと、娘は初めてしゃべった。この人は出世して首里へ上ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第15巻(山下欣一・遠藤庄治・福田晃(編集執筆)・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第15巻』は、山下欣一・遠藤庄治・福田晃が奄美・沖縄本島・沖縄先島の編集執筆を分担し、福田晃が全体をまとめた伝説集である。島々の口承伝説を、市町村の民話集や大学の口承文芸研究会の採集稿、近世の文献から集め、天地や人類の始まり、島建ての神、キジムナー、蛇婿、津波、御嶽や墓の由来などを収める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、類話は地域別に配列する。

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