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日本武尊の秩父通過をめぐる諸説

所在地埼玉県秩父市
年代伝承(古代・日本武尊東征)
登場日本武尊
出典秩父の伝説と方言

どんな伝承か

奥秩父の山々には、日本武尊にまつわる伝説がとりわけ多い。秩父郡誌は、尊が東征の帰りに秩父を通ったとしながら、その道筋が古事記と日本書紀で食い違うことを取り上げている。古事記は足柄の坂でふるさとを嘆いたとし、書紀は常陸から甲斐の酒折宮に入り、そこから北へ武蔵・上野を経て碓日坂へ向かったとする。本居宣長は甲斐から武蔵・上野へ回るのは道順としておかしいと論じ、久米邦武も書紀の編者が地理に疎かったための誤りと説いた。こうした詮索はさておき、尊の伝説は秩父各地で神社の縁起や由緒となり、信仰の対象として今も生きている。

原典より

奥秩父の山塊には日本武尊に関した伝説が非常に多い。—— 秩父の伝説と方言 より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秩父の伝説と方言

『秩父の伝説と方言』は、秩父市教育長鶴沢福松の序を付し、編集委員が執筆整理にあたって編んだ秩父地方の伝説と方言の集成である。秩父市と秩父郡に伝わる伝説を集め、武甲山麓のジジイ・ババア石、橋立鍾乳洞の悪龍、畠山重忠や坂上田村麻呂にまつわる話、伐ると祟る天狗松などを語り口調で記す。伝説は石・水・塚・屋敷跡・山と人物・地名・社寺および城跡・木に関する八つの部に分け、話によっては他地方の類話を注記する。

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