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円福寺の開基=石間に滅んだ将平の埋葬

所在地埼玉県秩父郡皆野町(円福寺)
年代天慶四年(941)
登場平将平、源仁僧都、源経基、平重能、真言の法孫・当地に庵を結んだ僧、将平を石間で滅ぼした、秩父別当・のちにこの地に住む
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

円福寺の旧記によれば、将門が八州を押領して威を振るったとき、その弟御厨将平は武山の石間城に拠った。この地は元慶年間に真言の法孫源仁僧都が東国を遍歴して庵を結んだところで、将平は采地を巡検して当寺に参り、真言の法を仰いで伽藍に小宇を作った。天慶四年春二月、将門は貞盛・秀郷に、将平は源経基に石間で滅ぼされ、寺の住侶は将平の遺骸を石間から求めて手厚く葬り、墓を建てて開基とした。のちに秩父別当平重能もこの地に住み、夫妻の墓があるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・1966年(昭和41年))

『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』は、梶原正昭と矢代和夫が一九六六年に著した平将門の伝説の研究書である。茨城県岩井町をはじめ各地の伝説地の踏査と、縁起・古記録・地誌をもとに、将門の怨霊と調伏、七人の影武者、子の良門や娘の如蔵尼、寵妃桔梗ら落人の行方、後裔を名告る家々、伝説の伝播と文芸化をたどる。序章と三篇からなり、巻末に青森県から鳥取県までの伝説分布と、寺社縁起など関係文献の抄録を附録として付す。

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