小町出生伝説が全国に広まった理由
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どんな伝承か
小野小町は古今和歌集に歌を残す平安の歌人だが、その出自は定かでない。小野貞樹との贈答歌から二人は近い縁にあったとされ、現在は小野篁の二男、出羽守良真の二女とする説が有力である。いずれにせよ有力貴族の末流であり、いくら小野の一族を捜しても相模国に関係したという証拠は見つからない。つまり厚木市小野を小町の出生地とする伝説には根拠がない、と筆者は説く。全国に小町伝説が残る理由については、近江国の小野郷を本拠とする小野氏の女系が巫子として各地を回り、やがて遊行女婦や歌比丘尼と呼ばれる姿となって「小野小町の流れを汲む女巫子」と名乗ったためだとする近世の研究を紹介している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
神奈川の史実と伝説(小森良章・昭和五十年(1975)刊)
小森良章『神奈川の史実と伝説』(昭和50年=1975刊)を、史実につながる伝説十一篇を節単位で全59事例として収録。
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厚木市の伝承
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