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松の木と河童

所在地神奈川県逗子市山野根(河童松)
年代伝承
登場百姓、河童
出典神奈川の伝説
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どんな伝承か

逗子市山野根と池子の境にある小高い丘に、河童松と呼ぶ枝ぶりのすばらしい大きな松がそびえていた。丘の東側を流れる川底に一匹の河童が住み、人や馬に姿を変えて泳ぐ子や洗濯する女に悪戯していた。あるとき、百姓が川で馬を洗っていると、河童はアブに化けて馬を暴れさせたが、馬の尻尾につかまったまま居眠りをしてしまう。百姓は平手打ちで気絶させ、丘の大松に三日三晩吊るした。四日目の夜、河童は生まれて初めて涙を流し、もう悪戯しないと誓って許され、以後、逗子には河童が一匹もいなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

神奈川の伝説(谷川平夫(文)/読売新聞社横浜支局 編・昭和42年(1967)刊/読売新聞神奈川県民版連載65回分)

『神奈川の伝説』(読売新聞社横浜支局編・文=谷川平夫記者・昭和42年=1967刊)を全65話・伝説単位で収録(巻頭の序・序文・はじめに・目次は除く)。読売新聞神奈川県民版に昭和40〜42年連載された「神奈川の伝説」全80回のうち65回分を書籍化したもの。横浜・川崎・横須賀・鎌倉・藤沢・小田原・相模原・厚木・三浦・箱根など神奈川県下各地の伝説を、樹木/石/塚/水/坂谷島/古屋敷址/神社寺院堂祠/禁忌/地名 の主題別に集成する。

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