道灌が茶を誉めて三貫文与えた清水
どんな伝承か
さいたま市北区の奈良町に、三貫清水と呼ばれる湧き水があった。昔、太田道灌がこの地へ狩りに来たとき、この清水で点てた茶を飲んで大いに誉め、褒美として三貫文を与えたことから、この名がついたという(『大宮市史』『旅と伝説』四ノ六)。
原典より
大宮市奈良町に、三貫清水と呼ばれるわき水があった。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))
『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。