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上野博物館のオシラ神像の鈴の結び方

所在地東京都台東区(上野博物館)
年代現代
登場稲葉君山
出典「イタカ」及び「サンカ」(定本柳田國男集 第四巻より)

どんな伝承か

オシラ神はイタコの徒が奉祀する神で、その形像や由来には諸説がある。松前志には、蝦夷にオホシラという神があり、桑の木で男女二神をおぼろげに彫り、信心の者が願うとその木偶を擁して来て、願主に木綿の切れを出させて神体を包み、左右に持って呪詛し、その神が女巫に憑いて吉凶を告げるとある。これについて稲葉君山は、上野博物館にあるオシラ神像には胸のあたりに鈴が七つ結び付けてあり、その結び方が一所に寄せ集めてある点で、満洲のシャマンが杖に付けた鈴とよく似ていると述べた。偶合かもしれないが、オシラ神の信仰がアイヌと共通する点は注意すべき問題であるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

「イタカ」及び「サンカ」(定本柳田國男集 第四巻より)(柳田國男・定本柳田國男集 第四巻・1963年(昭和38年))

『「イタカ」及び「サンカ」(定本柳田國男集 第四巻より)』は、物を乞い歩く半僧半俗のイタカや漂泊の民サンカを論じた柳田國男の論考を、昭和三十八年発行の『定本柳田國男集』第四巻から収めたものである。会津のイタカ町や奥州のイタコとオシラ神、サンカの集会と掟を、近世の地誌や古記録、各地からの聞き書きで説く。イタコの語源やイチコの分布、カムナギの階級、中世の遊女と傀儡の暮らしにも筆を及ぼしている。

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