合馬天疫神社祭と合馬神楽の復活
どんな伝承か
北九州市小倉南区合馬の疫神社(天疫神社)の祭は、以前は年三回行われていたが、現在は九月十五日の一回だけとなった。本村地区の三〇戸が天疫神社の拝殿に集まり、西大野八幡神社の神職を招いて祭礼を営む。幕末までは豊年・除疫・家内安全を祈る合馬神楽が奉納されていたが、その後に中断した。日露戦争の戦勝を記念して村内の有志と青年が相計って復活させたもので、市指定無形民俗文化財となっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。